作品の内容としては、M資金に関するあれやこれ。
詐欺師・真舟雄一(佐藤浩市)が、M資金を盗み出して欲しいと謎の男(香取慎吾)に
依頼される辺りからが本編か。

内容が良いと言うよりは、キャストを楽しむ方向のアレ。
脚本についてはテンポの所為か描き方の所為か、何となく内容がぼんやりしてしまった
ような印象を受けました。

 

で、肝心のキャスト。

佐藤浩市も老けたな、とか。
香取慎吾の英語の台詞に、そういや昔、サタスマで英会話コーナーみたいなの
なかったっけ?とか。
オダギリジョーのチャラい感じハマッてるとか。

岸部一徳、なんですぐに死んでしまうん?(´・ω・`)

とか、そんな感じの感想が。

何より、この映画は森山未來氏を楽しむ映画です。
アクションシーンも良いのですが、最後の見せ場である国連でのロケシーン。
ここでの約8分にも及ぶ(らしい)彼の演説シーンが気に入ったので、
それだけでレンタル代分は楽しめたのでOKです(´∀`*)

以下、後日追記部分。

ただ、リアルな話。
そのM資金を使って、森山未來がやってる役の出身国である貧しい国の国民に
PDAだか何だかをばら撒いてるんですけど、「脚本担当頭大丈夫?」というのが
本音ですかね。

貧しい国が舞台ですよ?
貧しい国ったら、墜落した飛行機のパーツを盗んで売っぱらって、
怪我してる乗客なんて無視するもんでしょ?(メーデーの見すぎ)
どう考えてもそんなPDA、直ぐに現金化されるに決まってますよ。
盗に奪われる展開も考えられます。それが貧しい国の現実ちゃいます?
演説では「見守っていて欲しい」とか「友人であってほしい」みたいなのが
混ざってた気がしますが、既にモノばら撒いてますやんとか。
人間育てて人間派遣して、そして人間を更に育てるのが理想でしょうが、
まぁそれも中々上手くいかないのが現実でしょう。

なので、ちょっと時間をおいて考えてみると、
シナリオ自体はぺらっぺらのうっすい表層だけの正義が語られている気がしてならないですねぇ。

ホント。個人的には映像と役者を楽しむだけの映画です、これw

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